[感想 レビュー] 下町ボブスレーと比較するのはNG 「下町ロケット」

こんにちは、もろこしです

ブックオフの小説100円コーナーで見つけたこの小説、最近読み切ったので感想を書いていきます!

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あらすじ

研究者としてロケット打ち上げの研究を行っていた佃、いよいよロケット打ち上げという場面で打ち上げが失敗し研究者としての道を諦めます。

その後父の会社を継ぎ、社長として働いていくことになります。そこで主力の商品であった小型エンジンが特許侵害として莫大な賠償金を大手メーカーからふっかけられる、さてどうなる?といった感じです

下町ボブスレーは運営の舐め腐った態度によって炎上しましたが、この下町ロケットでは胸糞要素は全く無いので安心してください

あからさまな悪役は出てきますが、悪役やそれ以外含めて会社員や研究者としてのプライドを持って行動しています

たまに動機づけが中途半端すぎる小説があって、そうなると没入感がログアウトしちゃうので困ります

下町ロケットは最後まで読者を引きつけて離さない系の小説なんで、読む時期や時間には気をつけましょう!

感想

ネタバレありのため注意!

ぶっちゃけて言うと、途中でうわっと思った場面がありました

ナカジマ工業という大手メーカーから特許侵害裁判をふっかけられる場面があり、そこで佃制作会社は倒産の危機に面します

この場面設定自体は困難を作るために必要だと感じたのですが、この困難をサクッと超えちゃうんですよね

裁判が始まって佃製作所側の顧問弁護士がナカジマ側の主張に全く太刀打ちできず、佃は顧問弁護士を特許裁判から外します

そして元嫁から紹介してもらった特許裁判に関して凄腕の弁護士を当てると、そこからは手のひら返しのようにサクサクと裁判の展開が変わります

これがね、違和感感じるんですよね

まあ中小企業側を裁判で勝たせるとしたらこのように持っていくしかないでしょうし、お前が書いてみろよと言われたら無理ではあります

かといってこの場面自体をごそっと抜いてもそれはそれでボリューム不足感がありそうですし

もっといい感じにここを書いてもらったらな、と感じました

あとは佃製作所と大手企業の真っ向勝負がとてつもなく熱かったですね

ある理由によって佃製作所は大手企業にロケット部品の1つを提供するのですが、大手企業側の部品テストであからさまに不採用にしようとしてきます

そこでの大人同士のプライドのぶつかり合いが最高にアツいです!

テスト1日目では大手企業側からボロクソにこき下ろされ、会社全体で負けるもんか精神に火がつきます

その翌日の展開が、もうね!

現実的には大手相手にそこまで啖呵キレねえだろとは思いつつも、めちゃくちゃ気分がいい場面なのでノープロブレムです

この小説で一番おもしろかったのはこの場面です

最後までの持っていき方がきれいにまとまっていて良かったですね

ただいいキャラにしたい感がみえみえな人物がいたのがちょっと鼻についた感じがありました

まあ池井戸潤さんの作風が映画的なのでそうなるのだとは思います

これは単純に世間一般にいいとされる演出が私に合ってないというだけですね

最後に

直木賞受賞、テレビドラマ化とこの事実だけで読む価値がある小説です

ドラマも小説も見てない方はぜひともこの機会に読んでみてください!

きっと夢中になれますよ!!

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最後まで読んでいただきありがとうございました!!!

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